【おうまクエスト】第5戦　桜花賞

《前回のあらすじ》
大阪杯をフルボッコにして『このコンニャクヤローがっ！！！』と罵る。

ある日のこと。

アシュラ「あっ、ミミメタルいいところに。良かったらウマーバックスいかない？」

ミミメタル『うん。うん。いくいく！！！』

アシュラ「ちなみにウマーバックスはシアトルが発祥地らしいよ」

ミミメタル『シアトルいいとこだよね！行ったことないけど(^^♪』

アシュラ「わかる～！！！」

《ウマーバックスに到着》

『こんにちは、いらっしゃいませー♪こちらへどうぞー♪』
すごい上品でエレガントでたたき一杯の接客。

店員のお姉さんが、もはや同じ日本国籍とは思えない。

早速『ラテ』を注文する2人。

2人「すみません。ラテのMサイズを2つ」
店員さん『はい。ラテのTallサイズですね！』

2人『？？？？？』

2人「あっ、Mサイズで」
店員さん『はい。Tallですね！』

ビックリした！
言葉が通じない。
まさか本当に日本人じゃないとは思わなかった。

怒らせてはいけないので、ここはおとなしく相手に合わせる2人。

2人『とっ、とーるサイズプリーズ！！！！！』

言えた！
ネイティブイングリッシュを2人は言えたのだ。
確実にかしこさが３あがっているはずだ。

これから村人に職業は？と聞かれたら、
『バイリンガルです！』と答えよう。

ひと仕事を終えた2人は席につき、女子トークを始めた。

アシュラ『うちの師匠って～』
ミミメタル「わかるー！！！」

アシュラ『ミスズ兄貴って～』
ミミメタル「わかるー！！！」

アシュラ『次のやすみ～』
ミミメタル『わかるー！！！！！』

まったく話を聞いていないミミメタル！？

否！！！

始めの会話だけで、その後の会話を全て予測し、
さらに端的に分かりやすく、スピーディーに
回答を繰り返している。
まったくの無駄がない。

『AI！？』

ミミメタルはレベルアップして〝はぐれAIミミメタルZ″に進化しているのか？

さらに二人は次のトークへと移る。

ミミメタル「朝起きたら～」
アシュラ『ウケルー！！！』

ミミメタル「前回バトルで～」
アシュラ『ウケル―！！！』

ミミメタル「実はうちって～」
アシュラ『それないっしょ！！！！！』

『えっ！ツンデレ？』

新たなツンデレか？
ノリノリだったのに、一刀両断で切り捨て。
『それないっしょ！』
ナイスショットの略か？
2人で『みんゴル』をやっていたようには到底見えない。

その時だった。
突然バグが発生した。

アシュラ『でも、ぶっちゃけ～』
ミミメタル「うんうんうんうんうんうんうん・・・・・・・」

アシュラ『ウチてきには～』
ミミメタル「うんうんうんうんウンウンウンウン・・・・・・・』

アシュラ『とりあえず、この後バトってから～』
ミミメタル「うんウンUNうんウンうんンUNウNうNR０POQNTnｌｌnΔΦΦΨΛ・・・」

相手の言う事を全く聞かずに『うん』だけを繰り返し、
首を縦に振り続けているミミメタル。
完全にバグっている。

どうにかしないと！
アシュラはまわりを見渡して、ビル・ゲイツを探してみる。

しかし、孫正義の頭そっくりの、ハゲたおじさんしかいない。

アシュラは自分の無力さを知った。
いくつかのバトルで、経験値を積み、少しくらいは誰かの役に立てる。
そう思っていたが、大きな間違いだった。



「強くならないと！」
そう思いながらも、

心の奥底では・・・

「Mサイズはトールって言うのかぁ・・・」

アシュラはそう思い、バグったミミメタルを連れて
仲間の元へと帰るのであった。

アシュラ「みなさんお待たせしましたー！」

テイオー『アシュラたち遅いぞ！ではみんな集まったところで、今回の敵の桜花賞の説明をするぞ！』

 

つぅるるるるるるるるる～♪
（モンスターあらわれた音）

 

ミユッキークイーン達の攻撃！

 

 

 

 

 

 

 

バシッバシッ！！！ザクっ！ザクっ！　きら～ん！ゴゴゴゴゴゴゴぉ～！！！
ミユッキークイーン達は、桜花賞を倒すことができたのか！

バトル結果、乞うご期待！
《バトル結果は後日配信予定》