株取引きで爆死

ブログ体験

結論から言います。


『約150万円の爆負け!!!』



株の信用取り引きに手を出して、諭吉150人の大軍が討ち死にしました。
家族がこの記事を読んでいないことだけを切に願います。

それでは経緯を話していこう。



【第一章 出会い】

2007年1月
よっしゃー。新しい年キター!!!
なんか新しいことに挑戦しなければ。
新年はなぜか分からないが、ヘンテコなやる気がふつふつと湧いてくる。
お雑煮にレッドブルでも入ってるのではなかろうか?

正月は毎年、福袋目当てでイオンに行くのだが、本屋で「初心者でも儲かる今年の銘柄!」的な本を目にした。
いつもはスルーするが、新年1発目のわたしは一味違う。

パートからプロトレーダーのジョブチェンジも悪くないか?
同僚が株で儲かった!という話も小耳に挟んでいたので、本を即買い。
そして口座の開設、資金調達、トレード準備を早々と済ませ、本に書いてあった銘柄を購入。

あとはバリ島へのチケットを予約するだけね。
ちなみに資金は10万円。
突発的な出費に対する補填金であった。

迷いなどなかった。
伸びてる銘柄だから儲かる!
本にそう書いてあるんだから間違いない。
こうして、私と株は運命的な出会いを遂げた。



【第2章 戸惑い】

2007年2月
プロトレーダーとしての生活を始めた私だが、早速悩んでいた。
それは全く儲けもせず、損もしないからだ。
約10万円で買った株は、3%くらい上がったかと思えば翌日2%下がる。
野口が3人遊びに来て、塾だからって2人帰って、翌日にまた1人遊びに来たけど、すぐ帰っちゃうみたいな毎日。

玄関に「野口はじめました!」のポスターを貼りたくなるくらいだ。

違う。
私の思ってたのと違う。
もっとこう諭吉を殺ったり殺られたり、ハラハラドキドキのスリリングな毎日を期待していたのだ。

関ヶ原の合戦を期待していたのに、米騒動しか起きていない。

どうしたものか…



【第三章 決断】

2007年4月
野口との同棲が始まり1ケ月が経過。
このままではいけない。
子供達も新学期で頑張っているんだ。私も頑張らなくては!

ここで私は驚きの行動にでる。
「リフォーム資金への援軍要請」である。
老朽化してきているトイレ・お風呂の水まわりをリフォームしようとしていた40万円。

すぐに使わないのであれば、借りても良いのではないか?
そもそもこっちは、毎日パートで働いているのに、諭吉たちはぬくぬくと寝ているばかり。
ここはしっかりと働いてもらおう。

私は諭吉達をたたき起こし、戦場へと送り込んだ。



【第4章 真剣勝負】

2007年5月
総勢‐諭吉50人。
これなら一戦交える。

さすがにドキドキする。
2%下がると諭吉1人殺られるのだ。
しかし10%上がれば諭吉が5人増える。
20%で10人!
10万円や!!!
旅行にいけちゃう。

私は勝利しか見えてなかった。

それからというもの、私は毎日パソコンの株取引きの画面(板)に張り付け。
戦況が気になって気になって仕方ない。
仕事の合間、トイレ行った隙に板を見続けていた。
こんなに板に張り付いているのは、「私かカマボコ」くらいだろう。

ところがである。
あれよあれよ。と株価が下がっていくではないか。
3%下がり、5%下がり、10%下がった。
諭吉5人が葬られた。

しかし、必ず上がるはず。
戻るまで待てばよい。
初心者の私は損切りという戦略も取れず、ズルズルと負け続けてく様をみているだけだった。



【第5章 一時撤退】

2007年8月
何もできず、ただ株価が上がることを祈る日々が続いていたが、ついに20%近くまで下がってしまった。
もうダメだ。
半分意識がないまま、成り行きで全て売却。
約10万円負け。

やっちまった。
やっちまっただ、おっかさん。

わずか半年ちょいで10万円負け。
このままやめるべきか。
しかし、わたしは
「なんとか取り戻さないと!」
ギャンブルあるあるの取り戻そう精神が芽生えていた。
遊戯王でいう「トラップカード発動!」である。

しかし、残り40人の諭吉だけでは心許ない。
逆襲のミユッキーになるべく、私は逆転の一手を探し始めた。



【第6章 兵器】

2007年10月
約1ケ月ググりにググりまくり、2つの兵器を見つけてしまった。

①信用取引で3倍取り引き兵器
②疑義注記が外れると跳ねる兵器


①の信用取り引きは、手持ちのお金の3倍の金額で株の売買が出来るという兵器だ。
(手数料が高い)

②の疑義注記は、倒産する可能性がある会社に付くものだが、不安解消されると注記が外れ、株価が一気に上がるという兵器だ。

恐ろしい。
諭吉120人の大合戦。
しかも80人は借り物諭吉。

負けたら、「ごめんね。てへぺろ」では済まされない。
勝つんだ。勝つことでしか道は開かれない。



【第7章 前哨戦】

2007年11月
大合戦の前に一度兵器(信用取引)を試しておこう。
ここ最近ほどよく下がり続け、そろそろリバウンドしそうな不動産銘柄があった。

「突撃―!!!」
100人の諭吉をぶっこんだ!
数日間の激戦の末、10%の株価上昇。
諭吉10人の奪還に成功し、見事勝利を収めた。



【最終章 関ヶ原の合戦】

2007年年末~2008年1月
前哨戦で10万円勝ち、信用取り引き兵器を使うことで総勢150人の諭吉を集めることが出来た。
あとは疑義注記付いているが、解消されるであろう銘柄を見つけ総攻撃を仕掛けるだけ!
前哨戦もうまくいったので、必ず勝てるはず。
そしてついに見つけた。




『JAL』





これだけの大企業が倒産することはなかろう。いざとなったら国が救いの手を差し伸べるはず。
疑義注記外れれば、倍になる可能性もある!
150万円が300万円。
150万円勝ち!!!

ここは勝負するしかない。
私は全軍に出撃命令を下した。

毎日テレビで、JALについてのニュースが取り上げられていた。
外資が出資するだの、破綻するだの色んな情報が飛び交っていた。
そして、ついに運命の日が訪れた。



会社更生法適用(再建型倒産手続き)






えっ!
うそっ!!!

ヤバい!!!!!
全身から汗が流れ、吐き気が止まらない。

せめて被害を最小限に!と思い成り行き売りを入れても値段がつかない。
連日のストップ安である。
売りたい人だらけで、買いたい人がいない。
ようやく値段がついて退却できたのが、売りを入れてから3日目くらいの朝であった。

ほぼ壊滅状態。残った諭吉もわずか。
しかし、その諭吉も借り物の諭吉なので、もちろん手元に残らず。
私に残ったのは約100万円の借金だけとなった。

「どうしよう」
途方に暮れるしかなかった。
頭が真っ白になり、吐き気が止まらないし、目の前がグルグルする。

とりあえず、お金を証券会社に返さないとマズイことになる。
電話とか取り立てに来られて、家族にバレるのだけは絶対に避けないといけない!

かき集めないと!

親への土下座同然の借り入れ、銀行フリーローン、保険解約など。
なんとかお金を準備し、その場をやり過ごした。

しかし、そこから借金返済生活がスタート。
家計のやりくり、パートで得たわずかな収入で、毎月コツコツと返済。

数年前なんとか全てを返済し今に至る。


《心に誓ったの2つのこと》
「信用取り引き」には乗らない。
「飛行機はANA」に乗ろう。




*10年以上前のことなので、内容ブレてるとこがありますが、約150万円負けはリアルです。

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